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2006年08月21日

中学受験のメリット

中学受験のメリットで、なんといっても大きいのは、大学合格実績が高いということです。例えば東京大学の合格者数を見てみても、私立の学校から入ったという人が半分くらいいます。学校の数としては公立の学校の方がはるかに多く、したがって生徒の数も公立の方がはるかに多いのに、なぜか有名大学に入るのは私立の出身の人がこんなに多いのです。

それだけ大学受験に関する指導が行き届いているということです。その中には、大学受験に関する情報といったこともあるし、実際に先輩がその大学に在籍しているので、生の話が聞けるということでもあるし、周りの友達がみんな、難関の大学を目指しているので、自分も、遠慮することなく、好きな大学を目指せるということでもあります。

そしてなにより中学受験をすることで身に付けた学習能力は、大学受験において、大きく役立ってくれるのです。中学受験の時に習ったことがすぐそのまま役に立つという意味ではありません。そこで、いろいろな細かい事項を覚えるとか考えるとかいう作業をしたときに、頭を使いました。その頭を使った、しかも、小学生という頭が柔軟な時に、ということが重要なのです。

そこで身に付けた勉強の習慣は、中学生になっても、高校生になっても、大いに役立ってくれます。この勉強の習慣を身につけていないと、難関の大学には到底合格することはできません。有名大学に合格するための第一関門が、この中学受験です。ここで頑張って、能力を発揮した子供は、大学受験でもがんばれます。身に付けた力も、生きてきます。

志望校を選ぶとき

中学受験で志望校を選ぶときにまず目がいくのが偏差値だと思います。偏差値が足りていないと合格できないのでそれはそれで当然のことです。そのほかにも、学校の進学実績などを見て、選ぶことがあるかもしれませんね。

それは中学受験をなぜさせたいかという親の意向にも関していると思います。公立の学校では教育が心もとないということで、大学進学実績の良い私立の中学に入れようという考えなのか、はたまたいじめなどの問題がない私立の中学校で、礼儀正しく規則正しい、きちんとした大人に育てたいのか、そんな親の方針によっても、志望校の選び方は変わります。

今でも、御三家という呼び方がされています。新御三家男子御三家女子御三家などという言い方もあります。それらが全て大学合格実績が優れているかというとそういうわけでもなく、人間教育に重きをおいているところも入っています。だから、自分がどういう考えを持って中学受験を目指しているのかということが分かっていないで、ただ闇雲に有名なところを磨けば良いと考えていると、思ってもみなかった学校に入学させてしまうようなことになってしまいます。

いじめがない

公立の中学校にはいじめなどの問題があるから怖いということで、中学受験をすることにしたという人も多いと思います。確かに私立の中学校の方がいじめは起こりにくいです。そういった意味では非常に安心できるところですね。

ただ、やっぱり人が集まるところですので、全くないと言うわけにはいきません。実際にそういう事例があったことを聞いたことがあります。ただし公立の中学校と違うところは、いじめに対する対応が早いということです。いじめを決して許さない、見て見ぬ振りをしないという雰囲気があるのはありがたいことです。

それは、私立の学校が、生徒が集まらないとつぶれてしまうからということもあります。あとは同じ様な生徒が集まるというところも大きいです。小学校などのいじめの様子を思い浮かべてみると、家が貧しくて、汚い格好をしているとか、そんな単純なことだけでいじめられている人が多かったです。周りとちょっと違うからというだけでいじめられてしまうのです。

しかし、私立の中学校の場合は、もうみんな同じ入学試験をくぐり抜けて同じように合格してきた人たちです。公立の中学校よりもみんなと違うということが目立たなくなっているのです。総合的にみてやはり、私立の方がいじめという意味では安心です。

高校入試は本当にない?

中学受験をすることのメリットとして、高校入試をしなくてもよいということをあげる人がいますが、これは間違いです。中学受験をしたからと言って、高校入試をしなくてもいいということには必ずしもなりません。なぜなら、すべての私立中学が、中高一貫校であるわけではないからです。ここは誤解しやすいので、要注意です。インターネット上でいろいろなサイトを見ていても、これをまちがって書いてあるところが結構ありますので注意してくださいね。

もしも、高校入試をしなくてもよいというところを重視して、私立中学を選ぶならば、中高一貫の制度をとっている私立校を選ぶべきです。子供が志望している中学が、中高一貫校なのかそうではないのかを十分に確認してください。

そして、めでたく中高一貫校を選んだとしても、本当に遊びほうけていては高校に上がれなくなってしまうので注意してくださいね。いくら高校入試がないとは言っても、内部進学のために満たすべき要件があるところがあります。

それから、高校から外部生をとっている学校もあります。中学から進学した人よりも、高校から入って来た人の方が優秀だとよく言われていますが、そんなふうにいわれてしまわないように頑張って欲しいものです。せっかくの小学生のうちから勉強を一生懸命して、中学入試を勝ち抜いたのです。その恵まれた環境を十分に生かしてほしいものですね。

中高一貫校

中高一貫校というのは、中学校と高等学校がいっしょになって、6年間になっているものです。通常の公立校では、中学校は3年間、そして高等学校は3年間、合わせて6年間というふうに別々になっていました。しかしこの中高一貫というシステムは、中学と高校一つにまとめてしまったものです。

そうするとどのようなことが起こるかというと、まずは、高校入試がなくなります。通常は中学校を卒業して高等学校に入る時には、入学試験は受けなければなりません。しかしながら、中高一貫の学校に入れば、中学校から高校へ無試験で入ることができます。この多感な時期に高校入試というストレスを感じないで過ごせるというのは、とても大切な意義があります。学校行事やクラブ活動その他の文化的な活動に、専念することができるのです。

また中学校と高校で、友達が同じということも、仲間意識を作ることに重要な役割を果たします。この時期に培った関係は社会に出てからも大切な交友関係となって、人生に役立ってくれます。中高一貫の学校には、男子校や女子校が多いです。同性の人だけという環境も、物事に打ち込む環境としては、プラスに働くでしょう。

近年では、私立ではなく、公立の学校でも、中高1貫のシステムを取り入れたところが出始めました。私立の中高一貫校の場合は、大学進学を念頭においているところが多いですが、公立の中高一貫校の場合は、大学進学というよりもむしろ、より生徒の自主性を重んじた延び延びした教育を重視しているところが多いです。

2007年問題

教育の世界にも2007年問題と呼ばれるものがあります。2007年になると、小学校の先生がたくさん退職になってしまうのです。それは解雇されるとかいうことではなく、定年で退職するということです。そうするといったいどのような現象が起こるでしょうか。定年退職というくらいですから、お年寄りの先生がやめるということです。お年寄りの先生と言うのは、いままで何十年も先生という仕事をやってきたベテラン中のベテランです。そんな優秀な先生がみんないなくなってしまったら、学校がどうなってしまうでしょうか。まだ見習い中の若い先生ばかりになってしまいます。

最近、小学校の先生の不祥事も多いですよね。特に若い先生が、そういった犯行にかかわっていることが多いです。たとえば児童の持ち物を盗んでみたり、給食の食べ物を勝手に食べたり、刃物を持って危害を加えたり、そんな危険な先生がたくさんいます。そういった先生が出ないようにするためにも、力のある年老いた先生がたの協力と言うのは不可欠でした。その周りの目によって犯罪が抑止されていたのです。

西暦2007年だけではありません。その後もどんどんと、優秀な先生がおやめになってしまいます。それまでになんとか若い先生を立派に育て上げて欲しいものです。そして安心して児童を任せられるようになってから、定年退職になると良いと思います。そうすればおやである私たちも安心して、子供を学校に行かせることができます。今後もこの西暦2007年問題は教育関連においても注目です。

ゆとり教育

ゆとり教育ということが騒がれて久しいですが、本当にこのゆとり教育の意味を理解している人がどれくらいいるのでしょうか。本来は子供のためを思ってやられてきたことです。学校の勉強だけに時間をとられて、その他のもっと人間として生きる力をつけるためのことができない。そんな問題を解決するために学校のカリキュラムを減らしたのでした。

しかしふたを開けてみると、実際はそうなりませんでした。学校で過ごす時間が短くなった分、何をしたかというとただ遊ぶ時間が増えただけだったのです。ただ遊ぶといっても、自然の中で遊ぶのではありません。家の中でTVゲームをしたり漫画を読んだり。じっとしてパソコンを使ったりしています。文部科学省の人たちが想像したような活動には時間は使われませんでした。

そんなふうに遊びに時間を費やす子供がいる一方で、反対に、塾などに通ってより一層勉強重視するような子供がでてきました。2極化が進んだのです。これが進めば、格差社会はもっと広がるでしょう。格好のゆとり教育では、満足な教育が受けられないと判断した家庭は、中学受験をすることに決めたのです。そうして高い教育を受けて、高学歴を手に入れて、豊かな暮らしを実現しようと考えました。

そういった意識の高い人たちにとっては、この社会は好都合でした。そして、ゆとり教育も有利に働きました。中学受験がしやすくなったからです。逆に、教育に無関心な家庭でも、特に不都合はありませんでした。だからそのまま進んできてしまいました。その反動として、少しゆとり教育が見直されてきていますが、まだまだ昔の状況には程遠いです。今がチャンスかもしれませんね。

短い文章を作ってみる

短い文章を作ってみるということが国語の勉強のときには、役に立ちます。それは紙に文章を書くということではなく、口で話すだけで十分です。それはネイティブの言語だからです。小さい頃からずっと日本語の環境に囲まれて育ってきたはずです。だからこそできることです。中学校で初めて英語を習うときには、こんなことはできません。口で話すよりも、紙に文章を書いたほうが楽なのです。逆に、日本語の場合は、紙に書くよりも、口で、言葉で、話してみるということが、大切です。

何々はなんとかである。というような文章の構造を学校で習ったとします。主語と述語の関係です。そして、この中に、いくつかの修飾語を含めてみてもいいでしょう。言葉をあてはめて、自由に創作するのです。子供ですから、おかしな言葉を入れることもあるでしょう。自分の好きなTVやマンガの話をそこにあてはめることもあるでしょう。でも、言葉の品詞の種類があっていれば、いくら品がない言葉であっても、それが国語ができているという意味では誉めてあげてください。

その他ことわざや慣用句も、日常生活で使えたらいいですね。ただ、なかなかそういううまい機会はないものです。だからそういったことわざや慣用句が使えるような状況を自分で文章で作ってみるという練習も、とても有効です。いったいどんな状況の時に、そのことわざは使われるのかというのを口で説明できれば、本当に理解しているということになります。この観点からすれば、細かい言葉の端々よりも、文全体としての意味が通っているかということのほうが大切です。

漢字をおぼえるときは

新しく学校で習った漢字をおぼえるときは、やり方があります。まずノートにたくさん書いて覚えるというのが定石ですが、ノートに書くと言っても色々な方法があります。方法というほど方法という感じではないのですが、だからこそ見落としがちで、そのまま間違ってやって進めてしまうと、せっかく頑張ったのに身に付かないということになります。

漢字ノートに漢字を書き取るときは、まず1番上に見本となる漢字を書くと思います。その最初の漢字は教科書を見ながら書き写します。だから正しいものが書きとれているという自信が子供にもあります。今回新しく出てきた漢字が10個あったとしたら、ノートのうちの10行を使って書くでしょう。一つの漢字につき1行を使うという場合です。

さて次はどうするでしょうか。今度は教科書を閉じて、漢字ノートの1番上に書いてある自分で書いたものを見ながら、その下に次々と書いて練習していきます。ここが1番の重要なポイントです。その作業をするときに、一筆ごとに、上のマスに書いてある見本の漢字を参考にしていてはダメなのです。

もちろんまったく見ないわけにはいきませんが、ちらっと見て、すぐに書いてみる。あまりじろじろ見ない。そういうことを意識してやらせるようにしてください。最終的には何も見ないで書かせなければいけないのです。いきなりその段階に達するようにというのは難しいので、こうして漢字ノートに書いている段階から徐々に慣れさせていくべきなのです。

「私わ学校え行く」

私は学校へ行く。という文章中にある「は」とか「へ」は、音にすると「わ」とか「え」という音になります。これは大人にとっては当たり前のことで、別段取り立てていうほどのことではありませんが、子供の教育という観点からすれば、危険な部分です。なぜなら、かたわら目には、子供が分かっているのかわかっていないのかが分かりにくいからです。

文章を読んでいるときに、声に出して読んでいたとすれば、すぐに分かるかもしれません。しかし、黙読をしていたら、本当にきちんと読めているのかどうかが分かりません。わかっているなあと思っていたら、文章を書かせてみたときに初めて。実はその助詞の読み方が分かっていなかったということが判明したりします。

こんなふうに埋もれてしまいやすいところだからこそ成績が良い子供は特に要注意です。ほかの点で注意すべきところが見当たらないため、注意が手薄になってしまいます。するとそのまま誰にも気が付かれることなく進んでいってしまいます。そしてあるとき、こんな基本的なことが分かっていなかったのだということになって、愕然とします。

「私わ学校え行く」なんていう文章を書いていたら、読んでいるこちらが恥ずかしくなってしまいます。この意識を本人にも持ってもらい、今後は気をつけるようにしてもらいたいものですね。

漢字の筆順には注意

漢字の筆順には注意してください。子供が筆順を間違えないように注意するという意味ではありません。むしろそんなふうに厳しく、注意してしまうと、よくはありません。漢字はそれが読めて書けることが大事なのであって、書くときの順番は、あまり大切ではありません。時々そういった筆順の問題が出ることもありますが、それは重要な部分だけです。あまり細かいところまで親が気にして、厳格に注意するということはしないでください。

これにはもう一つの意味もあります。それは、漢字はその漢字によって、正しい筆順が変わったり、2種類あったりすることがあるからです。例えば昔はこの筆順で良かったのに今はそうではないという漢字があって、驚くはずです。私の親は、娘の祖母にあたりますが、その時代と私の時代とでも、漢字の筆順が変わっているものがあるのですから、孫の代までになってしまったらもっと変わっているものがあるでしょう。

大学の偉い先生がたが、いろいろな研究をして、それぞれの漢字の正しい筆順を決めようとなさっていますが、いろいろな学説があって一つには決まらないというものが沢山あります。どれが正しいのか解らない。あるいはどれも正しいというのですから。そんな細かいことにこだわっているよりも、漢字が入った文章が読み書きできる方が大切だと思います。

3歩進んで2歩下がる

算数の勉強させるときに気をつけることは、3歩進んで2歩下がることです。3歩進んだ後にまた進み始めてしまってはいけません。1回やって分かったと思っても時間がたってしまったら、また忘れてしまうことがあります。でも質の悪いことに、そのやっているときにはなかなかわからないものなんです。自分が時間がたったらこれをきっと忘れているだろうなどとは思わないのが人間です。やって出来た時は、これがずっと続く。これをずっと覚えているという風な錯覚に陥っています。

大人でもそうですから、子どもだったらなおさらそんなふうに自信過剰になっていることでしょう。あるいは、自信という意識がなくて、ただ単純に、そういった事実があるというだけしか受け止めていないかもしれません。そういった事実とは、自分が1回ならってできるようになったことは、永遠にできるということです。

しかし、そうは問屋がおろしません。人間は忘れる生き物です。ずうっとやっていなければだんだんとできなくなります。だから前にやったことをもう一度やるのです。一度やって分かっているからそれをもう一度やるというのは、とてもおもしろくなくて退屈な作業です。そういうつまらない復習よりも先に進んでどんどん新しいことをやってみたいと思うものです。

そういったはやる気持ちを抑えて、うさぎと亀のカメのようにゆっくりと、一歩一歩着実に進むことが大切です。やった直後は、完全に理解して分かって覚えたという気持ちになっていても、少し経ってから、また同じような問題をやってみるように心がけて下さい。こうすることで、本当に忘れなくなります。手で覚えた感覚が、ずっと体に残るようになります。

1年生の算数

1年生の算数で重要なポイントの一つは時計です。ここで時計の読み方が分かるということだけではなく、これから自分でスケジュールを立てて行動する子供に成長するかどうかが決まってしまいます。何かをする時には時計を見るという習慣がここで付けられれば、これから計算をする時にも時間を気にするようになりますし、その他の科目の勉強をするときでも、短い時間で集中して早く終わらせるということができるようになってきます。

もう一つのポイントは、足し算です。最初はただリンゴやミカンの絵がかいてあるのを数えるだけでした。しかし、そのいくつかのリンゴやミカンを足して、いったいいくつになるのかということを勉強します。ここは算数の始まりのようなところです。これができなかったらとにかく早く、訓練してください。そのまま進んでしまってはだめです。

小学校に入って初めての夏休みは楽しいことがたくさんあると思います。そして時間もたっぷりと取れるでしょう。だからと言って、2学期の学習をすることはありません。それをするくらいなら、一学期の復習をしてください。すべての計算の基本になる足し算をしっかりと理解させること。そしてすばやくやらせること。これだけができれば、もう夏休みは合格です。きっと2学期3学期もうまくいくでしょう。

2年生の算数

2年生の計算では掛け算九九が登場します。これはなんとしてでもやっておきたいものです。どんなことがあっても、何が苦しくても、マスターしなければならない壁です。この九九がすらすら言えることによって飛躍的に計算力が早くなります。他の科目でもそうですが、学年が低くなるにつれて、暗記しなければならないことが多くなってきます。詰め込み教育でしか低学年の学習はできないのです。

2年生で習う掛け算九九も、その最たるものですね。暇を見つけては、口で、声に出して言わせることによって、とにかく覚えてしまいます。いっしょにお風呂に入った時などに、1の段から9の段まで、ずっと声に出してみるのが良いですね。水にぬれても破れない紙というものもありますから、そういったものに掛け算を一覧表として書いてしまって、お風呂の中に持ち込んでください。

全部の九九を覚えたら次は早く、言ってみることです。いくら全部正確に覚えていたとしても、それを素早く口に出して言ってみたり、紙にかけることができなければ、話になりません。これからだんだん大きな数の掛け算やわり算が登場してきます。その時に、ゆっくりと掛け算をしていては、計算のスピードが遅くなってしまいます。今のうち、1ケタの掛け算のうちに、素早く掛け算ができるようになっておくべきです。

3年生の算数

3年生の算数では、掛け算とわり算の工夫をすることがでてきます。ただ単純に、与えられた計算問題を解くというのではなく、例えば一つの数字を素因数分解して、かけ合わせると簡単な答えになるものを先に見つけてしまい、それから、筆算を使わずに暗算で計算をするというような工夫です。これにはちょっと頭の回転を早くしないと行けませんね。今まで与えられたものを自動的にやるだけだった子供は要注意です

あと大事なのは、式の見方です。計算問題はできるのに、文章問題になると、からっきしダメだという子供が沢山いますが、そういう場合は、この3年生の算数で出てくる式の見方をわかっていないことがあります。ここで習う事は文章で表されている数字とその数字の間の関係を線分図にして表すということです。

まだ3年生なのででてきませんが。将来的に中学受験の入試問題を解くことになると、この線分図と言うのはたくさん使うことになります。その1番最初の基礎をここで習うのです。例えば100円で、60円のアメを買うとすると線分全体の長さは100円となり、半分より少し長いところで、60円になります。のこった長さは40円になります。これは100-60は40という式を立てたのと同じことになります

いきなり式を立てるのが難しければ、このようにして線分図を間にワンクッションおいてから計算すると、非常に分かりやすくなります。

勉強が先か、勉強は後か。

最近規則正しい生活の重要性が見直されてきました。これはとてもいい流れです。ぜひこの流れに乗って、早起き早寝3食の食事という規則正しい生活を子供にさせてあげるようにしてください。

その場合、勉強の時間はどのようにとればよいでしょうか。よくやってしまう誤りとしては、1日のスケジュールを先にたててしまって、そこで空いた時間に勉強の時間を当てはめるというものです。良さそうな気がしますが、これではいけません。なぜなら、勉強が後回しになってしまうからです。実際に勉強に取り組む時間の分数は同じであったとしても、意識が異なります。勉強を先にするか、勉強を後にするか。

勉強が先だという意識をつけるためにも、1日のスケジュールを先に立てるより、先にこの時間に勉強するというものを決めて、それから逆に1日のその他のスケジュールを決めましょう。その時に無理に長時間、勉強時間をとることはありません。30分くらいで、大丈夫です。学年が高くなってきたら、もう少し増やしてください。こうして徐々に増やしていきましょう。

まず勉強ありきという意識になれば、これから先ずーっと勉強の優先順位が高いまま生きていくことになり、家庭学習の習慣が身につきます。1回当たりの時間は短くても、それを毎日継続することによって、本当の学力が、身につきます。中学受験で求められていることは、重箱の隅をつつくような知識ではなく、こういった本物の学力なのです。

勉強を楽しくしようとしない

子供が大きくなってくると、親が一緒に勉強を見てあげるということはなくなるでしょう。その代わりにおやつを持ってきたりもするかもしれません。でも、これはダメです。それは親は親なりの心遣いということでしょうが、子供にとっては、いい迷惑です。おやつを貰った瞬間は喜ぶかもしれませんし、実際に喜ぶでしょう。そして、食べてもおいしいから、もっと喜ぶでしょう。しかし成績が下がります。結局は、苦しむのは子供です。

その他、子供が勉強することが、楽しくなるようにということで、いろいろと世話をやくことがあるかもしれませんが、なるべく避けた方が良いです。勉強が楽しくなるようにという意味ではなく、勉強の邪魔にならないようにという意味で、周りで静かにしたりというように環境を整えると言うのは正解です。しかし、勉強を楽しくさせようなどとは思ってはいけません。

もともと勉強は楽しいものではありません。それは誰もがわかっていることです。特に子供の時の勉強ほどつらいものはありません。だからいくら楽しく、ゲームなどを使って勉強しようとしたり、おやつを食べながら勉強しようとしたりしても、結局は、それらは全く勉強とは関係ないものとして扱われて終わりになってしまいます。楽しいほうが終わって、勉強になったとき、より一層その苦しさが際立ってきます。

もし本当に勉強が楽しいと思うようになるのだとしたら、それは勉強ができるようになってきたときです。わからないものが分かったときは、誰でも楽しいと思うものです。そしてそういった勉強の楽しさを知ることができるようになるためには、勉強するという習慣をつけることが1番の近道です。おやつではありません。

不安を子供に聞かれるな

絶対に気をつけてほしいことがあります。それは不安を口に出さないということです。その不安というのは、子供自身のことではなく、親が持っている心配のことです。これをお父さんとお母さんだけで話しているのは大丈夫ですけれども、これを決して子供に聞かれる事は無いようにしてください。子供は深くキズつきます。

実際にこんな人がいました。自分は希望の中学にうかろうと思って一生懸命頑張っている。そして、お母さんも応援してくれていて、そこなら大丈夫だよという風に、言ってくれる。だから自分も頑張ってこのまま勉強を続けていこうという風に思えたのに、ある時、お母さんとお父さんの会話を聞いてしまったそうです。本当にこれで大丈夫なんだろうかという風に、心配そうに話しているのが、聞こえてきたのです。

するとその子供頃にキズついたその人は、今まで持っていた自信を失ってしまいました。そして、希望の中学だけではなく、ここなら絶対に受かるだろうというような少し偏差値が下の学校にも落ちてしまいました。結局は公立の中学校に進むことになりました。

これがお金の話だったら、まだよかったのかもしれません。もしうちの子が多かったら入学金とか授業料とか私立の中学のお金は大変だね。というように。それなのにここで話してしまったのは、子供の成績のことだったのです。これでは子供の心はずたずたです。子供が寝静まったと思っても実は起きていることもありますので、本当に気をつけてくださいね。できれば出かけた時に話をしてください。話をせずにためておくというのも、親の健康上よく無いですから。

子どもに自分の夢を託していませんか?

子どもに自分の夢を託していませんか?自分が中学受験もしなかったとか、中学受験をしても希望のところに合格できなかったとか、あるいは高校受験や大学受験で、何かコンプレックスを持たされるような結果しか残せなかったとか、そういったことをずっと根に持っているお母さんがいらっしゃることがあります。

そんな人は自分が果たせなかった夢を子どもに果たさせようとしてしまいます。自分が学歴に対して劣等感を持っているということで、子供を高学歴にすることにより、それをばん回しようという風に思っているのです。

お母さんはそれでいいでしょう。しかし子供はたまったものではありません。子供はお母さんの所有物ではありません。ファンシーショップで売っている一つの商品ではなく、立派な人格を持った一人の人間なのです。独立した一人の人間なので、その人間独自の人生があります。夢もあります。目標もあります。それを全てもぎとって自分の物を押し付けようとはしないでください。

直接お話をさせていただくと、そんなお母さんがたに限って、自分はそんなことはしていないとおっしゃいます。逆に、自分はとてもいいことをしているという気分でいらっしゃいます。これではますます子どもにとっては苦しいです。お母さんはいいと思ってやっているので、子供は逆に反抗できなくなってしまうのです。

これを防げるのは、お母さん自身の反省だけです。一般の家庭では、第三者が介入するということは難しいので、ここはお母さん自身の心の持ちようにかかっています。自分は大丈夫だと思っている人ももう一度顧みて見て下さいね。

成績を気にしてもよい

子供の成績を気にしてはだめです。なんてことは言いません。だって、私もとても気になりますから。というよりも、気にならない親はいないのではないでしょうか。親だったら誰でも子供には成績が上がってほしいものです。それはすなわち子供の幸せを願っているからです。もちろん普段はココまで何か考えてはいませんけどね。

例えば通知表をもらってきたら、その数字が気になるのは誰でも当たり前のことです。子供が試験の結果をもらってきたら点数がまず気になります。そうやって、成績を気にすることが悪いことだとはいいません。ただ、それは、自分一人の時にしてください。子供がいる前で、気にしていてはいけません。気にしすぎで怒ったり怒鳴ったり、なんていうのは、もっといけません。

一緒に考えましょう子供と一緒になって考えればわかるのです。子供だって、できればいい成績が欲しいはずです。だから子供だって悪い成績をとったら困っています。そこへもってきて、お母さんであるあなたがブチブチ文句を言ってしまったりすれば、もう子供はやる気がなくなります。せっかくがんばった子供に対しては怒らないでください。

逆に、何もしていない子供には怒らなければいけません。だって努力しないで何もうまくいくものはありませんから。何の努力もしないでただ甘い汁だけすうというのは虫がよすぎます。つまらない勉強に耐えてこそ、いい結果が生まれます。そういったところはきちんと指導してください。

子供をそっとしない

子供が勉強しているときはそっとしておいた方が良いと思っていませんか。実は子供の年齢によっては、これは当てはまらないことがあります。具体的にいえば、小さい子供小学校の低学年ぐらいであれば、静かにそっとしておいて勉強させると言うのは逆効果になってしまうのです。

自分の経験を振り返ってみると、部屋で勉強しているときに親に入って来られたら迷惑だったということを思い出す人が多いと思います。私の場合も特に父親がくるととても嫌な顔をしていました。成人したときに、内心ショックだったといわれましたが、そのくらいいやだったのです。だから自分の子供にも部屋にこもっているときはできるだけそっとしてあげたいと思うのも当然かもしれません。しかし、これが、逆効果でした。

まだ子供が小さいうちは、お母さんが近くに行ってあげた方が、勉強がはかどります。近くにいるだけではなく、一緒になって勉強するととてもいいです。子供にとっては勉強が楽しく思えるようになる瞬間です。もちろんここができていないここが駄目という風に、厳しく指導するのではなく、一緒になって取り組むという姿勢でやってみてください。

親子で楽しむ親子で学ぶというような意識です。生まれて初めて勉強というものに出会った頃に、最初にお母さんがその楽しさを一緒になって教えてくれる。体験させてくれるかどうかということが、今後一生勉強が嫌いになるが、勉強が好きになるか。その瀬戸際です。体が疲れて、ほかにやりたいこともあって、面倒くさいのもよくわかります。でも、自分も楽しめるという風になったら、素敵ですね。

塾のお金は高いです

塾にはお金がかかります。これは覚悟してください。うちもこれでたくさん泣かされました。それも、中学受験で成功して喜ぶ娘の顔を見たいからでした。あとできっちり返してもらいたいと思います。

塾というとまず思い浮かぶのが月謝です。1カ月にいくらいくらという風にかかるお金ですね。これがだいたい5万円が相場です。もちろん塾の規模によっても、変わってきますけれどもね。1年間通ったとすると、5万円×12回で、約60万円の出費になります。

でも、それだけではすみません。教材費は少しだから大丈夫だとしても、なんと夏期講習や冬期講習などの講習の使用が別料金になっているのです。特に夏休みは長いですから。それだけで大変な金額になりますよ。10万円以上すると思います。うちの場合は15万円もしましたけどね。夏期講習は必修ではなく任意のものですから。受講しなくてもいいのですが、先生から進められると、やっぱり受けないとだめなのかなあと思ってしまい、受けてしまいます。

この講習が春にもあって冬にもあって、全部で20万円くらいするでしょうか。30万円くらいになる塾もあります。そのほかテストの代金が別料金になっているところもあります。そこはテストだけで15万円もするんですよ。びっくりですね。だから、塾によっても、結構金額の総額がかわってきたりします。どうせどこも同じだろうなんて思わないで、それぞれの塾のパンフレットを入念に見比べて見てください。

塾選びにはフットワークが大事

塾選びをするためには、実際にその塾に足を運んでみることが最も大切です。インターネットで色々な情報が手に入るようになった昨今ですが、だからこそ実際の生の情報というものの価値が相対的に上がってきているような気がします。便利なものに、あぐらをかいて、泥臭い努力をしなくなってきてしまいました。これは子供だけではなく、大人もそうです。いや、もしかしたら、大人がそうなってしまったので真似して子供もそうなってしまったのかもしれませんね。

もちろん、インターネットの掲示板などでの口コミ情報も大切です。実際に一つ一つの塾を見て回ることは時間的にも体力的にも大変でしょう。だから事前に目をつけて、これはと思ったところにだけ行ってみると良いと思います。塾には説明会などがありますから、そういうものを利用してもいいですし、それがなくても、こちらはお客さんですから、いつでも電話したり、実際に足を運んだりして、そこの先生に直接聞いてしまいましょう。

塾によっては1日体験というものがあるところもあります。体験の期間は1日とは限らず、何回かできることもあります。これは子供が実際に体験できるので、とても良い経験になると思います。いくら親がここは良い塾だと思っていても、子供がそう思わなければダメなのですから。事前に調べて目星をつけて、実際に聞いてみて体験してみて、最終的な判断を下してください。子供が前向きならば何も問題は無いと思います。しかし、そんな家ばかりではないので、そういったときは親が主導権を握って、やっていきましょう。

塾は楽しい

小学校にいるときよりも、塾にいるほうが生き生きしているという子供がよくいます。やりたくもない勉強する塾という場所なのに、どうしてそんなに楽しそうにしているのでしょうか。これは塾に行ったことがないという人にはなかなかわかりづらい気持ちかもしれません。中学受験の本質にもかかわる重要な点です。

塾が楽しい理由は同じような人が集まるからです。子どもにとっての仲間が沢山出来るのです。小学校は義務教育ですから、ありとあらゆる家庭のありとあらゆる子供が、やって来ます。家庭環境もさまざまだし、子供の興味関心もさまざまです。そして、仲間を作るならば、同じようなタイプの人と仲間を作りたいと思うような年頃です。実際、小学生は、男の子同士、女の子同士で集まりますよね。

そこへもってきて、塾というところで、ある大きな一つの方向性を持った子供達がたくさん集まってきたら、そこでグループができることは自然の流れです。勉強に対する意識がある程度高い子供が集まり、そしてその親の意識もある程度高い。子どもたちにとってはとても過ごしやすい環境です。純粋に楽しんでいます。これが受験を楽しむ勉強を楽しむということにもつながっていきます。

合格して中学に入ってからも、これは続きます。中学入学後の方がより一層均質化が進みます。あるレベルの入学試験を乗り越えて勝ち残ったきた人達ですから。だから、塾のときよりもますます団結力が高くなります。これが男子校だったり、女子校だったりすれば、ますます絆は強くなります。若い時期にこんな経験をさせてあげられたら、なんと素敵なことでしょうか。

塾の立地条件

塾を選ぶときに大切なことは、たくさんありますが、ここでは、塾の立地条件について説明します。

周囲が危険なところは、いくら塾の内容はよくても、あまり子供を行かせたいとは思いませんよね。最近のニュースを見ると、変な事件がいっぱいあります。子供が犠牲になっていたり。子供が加害者になっていたりもします。被害者になった場合でも、相手も又子供であったということもあります。そうではなく、ちょっと変わった大人だったりもします。

塾に通うと帰りが遅くなって辺りが暗くなることもあるでしょうから、余計に心配になります。だから毎回送り迎えをすると言う親もたくさんいます。それは大変な労力だと思います。共働きだったりすると、なかなかそういうわけにもいきません。子供だけで帰ってくるというときでも、集団で帰れば、一人のときよりは安心です。固まって帰るようにしてもらいたいです。

家から遠いのも心配ですね。塾が終わる時間が早かったとしても、電車に乗ったりバスに乗ったり。移動している間に、周りが暗くなって危険な状況になってしまうこともあります。そして集団で、塾から出たとしても、一人だけ家が遠いと、自分の子供一人になってしまうという時間が長くなってしまいます。

中学受験も大事ですが、やっぱり命の方が大事です。犯罪に巻き込まれないようにするためにも、なるべく近いところで、早めに終わって、安全に帰ってもらえる方が、安心です。塾の中にはそういったサポートをしてくれるところもあるようなので、そういう安全面にどれだけ力を使っているかということも、塾選びの参考になりますね。

アセって先にすすまない

ゆとり教育がどんどん進んで公立の小学校では、学習内容は少なくなってきました。それでも中学受験の入試で要求される水準はとても高いままです。だから、公立小学校に行っているだけでは、まったく中学受験には歯が立たないです。だから塾などへ行って、勉強することが大切になってくるのですが、あまりにも焦りすぎるのはかえって良くありません。

5年生6年生にもなってしまえば何とかついていけるかもしれませんが、まだ小さい子供のうちは、あまり学習を早く進めすぎるのはよくありません。気持ちだけ焦ってしまって、学校でなっていない所までどんどん先に進んでしまうのは、良さそうに思えるかもしれませんが、実際は、悪いことです。

まだ精神的に安定していない子供なので、ちょっと先に進んでしまうと、それで全部分かったような気分になってしまいます。そうすると、格好の授業を受ける時の態度がどうなると思いますか。もうわかっているからということで、先生の話を聞かなくなってしまうのです。高校受験の様に内申書が、重要な訳ではないので、授業態度が悪くてもそれ自体は、中学受験には関係ないのですが、長い目で見れば、人の話を聞くことができないというのは、成績を落とす要因になってしまいます。

塾に限らず、自分での予習もあまりしなくてもいいでしょう。それだったら、復習の方に力を入れてあげてください。塾を利用するなら、ゆっくりじっくりと学校で習ったことを復習してくれるような塾を利用してみると良いですね。

塾にたよりきらない

塾は大切だと言いましたが、塾に任せきりではもちろんダメです。家庭教師よりも塾の方が、そこで過ごす時間は長いことになりますが、かといって、やっぱりいちばん長いのは、自分ひとりで勉強する時間の方です。基本はそこです。それをないがしろにして、いくら塾にお任せで、高いお金を払っているんだからしっかりやってくれと言っても、成績が上がるということにはなりません。ちょっとは上がるかもしれませんが、本質的な学力は付かないままで終わってしまうのです。

せっかく塾を利用するならば、それと同時に、自分ひとりでの家庭での学習が、うまくいくように仕向けてあげましょう。たとえば塾から、与えられた課題を学習するとします。それをやる様子を見ていてください。宿題だから、先生から言われたからと言って、受動的に取り組んでいるのか、あるいは自分から、その宿題をやろうとしているのか、親である。あなたが見極めてください。

そして、自主的に勉強やっているときに、その理由について、とやかく言わなくてもいいです。たとえば、遊びたいから、早めに学習を終わらせるというような動機であったとしても構いません。勉強が楽しいから勉強するという子供はいません。生涯学習ということで勉強が楽しくなったお年寄りならまだしも、相手は楽しいことがよくわからない子供です。単純な事しか楽しめない子供です。だから、学習という複雑な知的行為はなかなか楽しめるものではありません。それなのに、自分から進んで宿題をやるというのは、ほめられるべきです。そういった子供の自主性を重んじて伸ばしてあげてください。

理科は独立した科目ではない

家は女の子ですが、男の子をおもちの方は、博物館で化石をみにいったりしたことがあるのではないでしょうか。恐竜とかの化石は、とても人気がありますよね。マンモスとかもありますね。あとはアンモナイトとか、三葉虫もありますね。地面を放ってそういった生き物の化石が出てくるということは、とても面白いことです。

気が遠くなるくらい長い年月をかけて、砂とか、石とかが、積もってできたのが地層ですが、じつはここで、社会との関わりもあります。中学受験の社会科です。植物が死んで積もって固まったものが石炭となり、生き物が死んで積もって固まったものが、石油になります。日本は資源小国ですが、何故なら、ずっと前にそういったものが、このへんにはなかったからです。

理科をやって社会の勉強にもなる。こういった横のつながりが勉強を効果的に進める上でとても大切です。実際に、大学や最先端の研究機関などでは、もはや今までのような学問の垣根はとり払われて、そういった合間の分野の研究が盛んになってきているようです。専門バカになってはだめですね。

算数の勉強していなければ、理科の計算の問題もできません。国語の勉強をしていなければ、算数の文章題は読めません。理科も社会も同じです。おのおのの科目がそれぞれ独立しているわけでは決してないのです。それぞれがお互いに相互に関連し合って、一つの大きな学問という体型を作り上げているのです。その入り口が中学受験です。

酸性とアルカリ性

酸性とアルカリ性は理科の中でも面白いものの一つです。リトマス試験紙を水の中に入れると、即座に色が変化するので見ていてとても面白いです。どのような仕組みで、色が変わるのかということが分からなくても、単純に楽しめるので、時間の実験は、勉強するきっかけにとても良いと思います。

実は、この酸性とアルカリ性というものは、日常生活でも、役に立っているんですよ。例えばハチに刺されたとき、おじいさんやおばあさんは、どんな風にするといいと言っていましたか。きっと、アンモニアをつけると良いと言っていたのではないでしょうか。これはアルカリ性のアンモニア水と、酸性を示すのハチの毒を中和しているのです。

健康に気をつけている人は、食事の中にも酸性食品とアルカリ性食品があるということを知っていると思います。実はそれらが実際に酸性を示すとか。アルカリ性を示すとかいうことではないのですが、このような区分はとてもわかりやすく頭に入ってきやすいので、よく用いられています。すっぱいミカンが酸性で、せっけん水がアルカリ性というのは分かり易いですが、なんとジャガイモもアルカリ性なのです。

塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を混ぜ合わせると、塩化ナトリウムが生じて、ただの食塩水になってしまいます。塩酸は飲めませんし、水酸化ナトリウム水溶液も飲めませんが、食塩水になってしまえば飲めるというのは不思議な感じがしますね。

専門用語に注意

理科では専門用語が出てくるので、気をつけましょう。日常的に使うような言葉もありますが、音は同じでも、実際の意味は異なるという場合があるので要注意です。

例えば、普通に呼吸をするというと、人間が息を吸って息を吐いてというようなことを想像します。これは中学受験の理科でも出てくるもので、人体組織の肺の機能を勉強する時に、呼吸という言葉がよく出てきます。酸素を吸って二酸化炭素を吐き出しているということを知るために、石灰水を使った実験などをしたことがあると思います。石灰水にストローで一応ブクブクするとしろく濁りますよね。ただ、ずっとやっていると、帰って透明になってしまうので、また難しいことになります。

呼吸と言えばこんなことが思い出されるものですが、実は呼吸をするのは人間だけではありません。動物以外にも植物も呼吸をしています。動物のように息を吸って、息を吐いてというような動作が見えないので、呼吸をしているようには到底思えないのですが、実際は、植物の活動も呼吸と呼んでいます。

植物だって、二酸化炭素を吸って、酸素を作っているだけではなく、自分自身は、酸素を吸って、二酸化炭素排出したりもしているのです。このバランスによって、植物は、自分の体を保っていくことができます。

専門用語は、私たちが普段使っているのとはちょっと違う意味で使われていることがあるので、気をつけてくださいね。

道管と師管

植物の根や茎の作りについては、言葉が難しいので、気をつけてください。たとえば道管と師管。前者は水とか水に溶けたものなどを通す道ですが、後者はデンプンを通すところになります。これをずっと間違えている人が多いです。ずっと間違えているということは、ずっと何回もテストで聞かれるということでもあります。一度間違えて覚えてしまうと、なかなかそれを戻すのは、簡単ではありません。だから最初に間違いないのが良いですが、もし間違えてしまったらどうしたら良いでしょうか。

その時は意味づけをするのです。単純な丸暗記の方法では、どっちがどっちかということが分からなくなってしまいます。そして、誤解が生じる。毎回50%の確率でしか正解ができないということに、なってしまいます。

だから、意味を考えます。茎とか根とかにある管の存在意義を考えるのです。もしその管がなくなってしまったらどうなるでしょうか。せっかく根から水分を吸収したとしても、運ぶ道がなかったら、葉っぱはしおれてしまいます。せっかく葉っぱで、日光を浴びて、デンプンを作っても、それを運ぶ道がなければ、お花もいももできません。

それでも分からなくなったら、ゴロ合わせもありますよ。道管には水が通るから水道管、という風に覚えます。そうすると残りの方は、デンプンを通すものということになって自動的に分かりますね。

あなたは最近空を見上げたことがありますか。

あなたは最近空を見上げたことがありますか。東京には空がない、という名言を残した人がかつていましたが、有名な作家さんの奥さんだったような気が?東京の大都会ではなかったとしても、大人になると、なかなか空を見るということはなくなってくるのではないでしょうか。地面の上のことをやるので精一杯ですよね。

でも子供は意外と空を見ていたりします。雲がどんな形になっているのか、とか、夜になれば欲しいの様子を見てみたりします。そんなときに、ちょっとアドバイスができたらいいですね。夕焼けがキレイだったら次の日は晴れになるよ、というような民間の言い伝えなどでも興味を持って聞くでしょう。そこでどうしてかという質問が出たらしめたものです。すぐさま中学受験と関連づけて教えることができますね。

テレビで天気予報を見ているときも、天気図の記号が出てきたりして面白いと思います。太陽の動きは難しいですよね。直接見ると目が痛くなってしまいますし。プレートを通して見たとしても10分間見ていたってなかなか動きません。24時間見ているわけにはいきませんから。これは動物園で寝ているライオンを見ているときのように、期待はずれになってしまいます。動かないと面白くないですからね。

そんなとき、教育テレビが役に立ちます。雲や太陽や月の動きをはや回しで見せてくれるので、奇妙な感じがしてとても不思議で、感動します。お花が開花するシーンや、チョウが羽化するシーンなども印象的ですね。普段は決して見ることのできない映像をテレビでは見せてくれるので、ぜひやっていたら見てください

理科でもイメージが必要

理科の中には、社会とは違って、数字を扱って計算をしたりするものが出てきます。それは水溶液のノードを計算する時や、てこの仕組みを勉強する時です。日常では、何パーセントの食塩水をつくったとか、てこや振子や滑車を使って何かをしたということはまずないでしょう。だから、なかなか具体的なイメージが湧かずに、わかりにくいということになってしまいます。イメージが湧かないので、計算をすることもできません。計算ができないのは、式を立てることができないからです。

だったらその逆に式を立てて計算をするために必要なことを考えださなければなりません。子供本人がそれに気づいてくれれば最高なのですが。それは望み過ぎというものです。自分で考えろと言えば言うほどわからなくなって、勉強がつまらなくなったり、自分はどうせやってもダメなんだというふうに自信がなくなってしまいます。

キーポイントはイメージです。頭の中で、想像をします。ビーカーにお水を入れて、そこに食塩を混ぜて、また別の水に入れる。棒をもって、そのはじっこに粘土をつり下げ、反対側を、手で引っ張る。こんなイメージが頭の中に思い浮かべられるでしょうか。問題を簡単にすらすらとくことができる子供は、これを自然に頭の中でやっています。

イメージがわきづらかったら、紙に書いてみることです。ビーカーの絵を描いたり、棒と粘土の絵を描いてみたり、とにかく鉛筆をもって紙にすぐに書いてみるのです。頭で思い浮かべられなければ、すぐに手を動かしてください。

知ることは、楽しいこと

お子さんがもっと小さい頃、見るものすべてに、「なんで?」「どうして?」という風にしつこく聞かれて困った経験は、ありませんでしょうか。私はあります。そしてあるとき自分の母にそんなことをちょっと話したところ、まさに自分自身も子供の頃そうだったというようなことを聞かされて、笑いました。これは何も特別なことではなく、普通のことでした。

つまり、どんな子供でも、知らないものは知りたいのです。興味のあることについては、とことんわかりたいのです。だからそんな気持ちを利用して、博学になってもらいたいものです。勿論一つ一つ親が答えるのは面倒です。疲れている時など、知らないよ。などと言ってしまったりします。でもそれではもったいないですね。下の子にはこれからできるだけ、そんな興味をそがないようにしてあげたいと思いました。

知ることは、つまらないことではなく、楽しいことです。それをもっと楽しくするために、クイズ形式やゲーム形式にしてみると良いでしょう。少し年齢が上がって、そういったものも楽しめるようになれば、大人と一緒にぜひやってあげてください。落花生の生産量第1位の都道府県は?とか、西暦794年には何が起こったか?とか、ちょっとしたことで楽しめます。

何も、罰ゲームをしたり、罰金をしたり、という風に、深刻にやらなくても大丈夫です。ちょっと言葉で、遊んで、当たったら誉めて、分からなかったが悔しがって、というような心の感情の起伏があるだけで、子供は楽しくなります。そして勉強が楽しくなり、成績は自然に上がります。

教科書で習ったことだけではない

日本は資源小国です。原油や石炭などの原料となる資源は極端に少なく、輸入に頼るしかありません。それなのになぜこのような経済発展を遂げて、アメリカに次ぐ豊かな国になってしまったのでしょうか。それは資源を加工して、販売しているからです。これは体が小さなお相撲さんが、体が大きなお相撲さんにも勝つことができるということに似ていますね。資源が少なくても、工夫をすることによって、世界の中で勝ち残ることができるのです。

教科書では自動車が例に挙げられていることが多いですが、自動車が作られていくところを学ぶことによって、かつてイギリスで起こった産業革命の重要性が、より一層理解できると思います。人が一人でできることには限界があります。一人で自動車を作っていては何年かかっても、数台しかできません。しかし、たくさんの人の力や機械の力を借りることによって、このような大量生産を可能にし、それをどんどん海外へ輸出し、外貨を獲得してきました。

たとえば工業製品の大量生産という項目を学習したとします。その時に、この関係は、何か別のものの関係と、類似の関係にあるということを頭の中で考えられるようになると、学力は本物です。それは道徳の時間に習ったような人は一人では生きていけないということだったり、実際の社会で、不利な条件をものともせず、人生で成功するということであったりします。

こういったその他の実際の状況と開始することができるかどうかが、一見退屈な中学受験の勉強が、本当に生きる力になるかどうかの分かれ目だと思います。

貴族と武士の関係

平安時代と鎌倉時代のちょうど境目の時期は、6年生の社会の中でも大きなポイントです。もともとは天皇家が政治を仕切っていましたが、お金持ちになった民間の藤原氏が、政治の中に介入してきました。そして平安貴族たちは、雅で美やかな贅沢をし尽くして、栄華を誇っていました。そこから一転、鎌倉武士の政治が始まるのですね。

この変わり目に一体何が起こったのか、それを知ることが、日本史をひもとく上で、そして、社会のテストで点数を取るために、大切なことです。ただ単に良い国作ろう鎌倉幕府という丸暗記をしているだけでは、穴埋め問題が解けるだけで終わってしまいます。中学受験をするということは、大学受験も視野に入れているということでしょうし、一流の国公立大学を狙っているということでしょうから、そういった所で出題される記述式の問題にはまったく対応できなくなってしまうのです。

小学生のうちに勉強とは穴埋めをすることだという固定観念を植え付けてしまってはいけません。勉強とは知らないことを知る暗記するということだけではないのです。知らないことを知って、その知らないこと同士の間に、どのような関係があったのか、どういった経緯で、それらのことが起こったのか、そういったところまで、理解することが勉強です。

貴族と武士の関係を取りあげて説明しましたが、これはすべてにおいていえることです。学問の本当の楽しさを小学生のうちに奪い取ってしまうことのないようにしておきたいものです。

歴史漫画はおすすめ

小学生が日本の歴史を勉強するために非常に大きく役立つのが漫画です。最近ではドラゴン桜のように、漫画を取り入れた勉強法というものが流行していますが、小学館などの漫画日本史の漫画は、以前から、ベストセラーです。ほとんどの小学校に備え付けられているのではないでしょうか。そして借りる時はいつも順番待ちがありました。何冊もシリーズがあるので、例えば鎌倉時代の続きが読みたいと思ったときに、そのつぎが借りられていると、仕方なく待っていなければなりませんでした。教科書での勉強というとあまりやりたくないのに、漫画だということで、同じ勉強なのに、自分から進んで積極的にやってしまうものです。面白いですよねやり方によってまったく変わります。

こういった自分の体験や自分の子供の様子を見ていると、実際に勉強を教えるということもさることながら、やる気をどうやって出すかということがとっても大切になってくるように思えてきます。何でもいいから、やる気を持ってやってしまえばいいのですよね。そのきっかけ探しが、私たちの務めかもしれません。

漫画の良いところはイラストがあるところです。一方では偏ったイメージを与えてしまうというデメリットもありますが、それがかえって記憶を固定させるという意味では、メリットと言えます。単なる歴史小説を読むよりも、視覚的なイメージとセットになった記憶の方がずっと心に残り、頭にも残ります。そうすると、試験のときにでもすぐにこたえられるという寸法ですね。漫画はおすすめです。

まずは全体を見通すべき

我が国の社会の仕組みという項目は我が国の食料生産、我が国の工業生産、我が国の貿易と運輸通信業、我が国の国土、の四つに分かれています。第1次産業第二次産業第三次産業というようなわけ方です。それから地理的なものの、四つですね。

まず最初にこういった枠組みを理解しておくことが大切です。全体の枠組みフレームワークを理解することで、見通しが良くなるのです。先に述べたこの四つの項目を全部あわせて、我が国の社会の仕組みという風に呼んでいます。そしてこれは4年生までに学習してきたことを5年生でまとめるというものです。だから5年生から、勉強すれば、まき返せるというのは本当です。

枠組みと言っても、そう簡単には理解できないかもしれないので、そういったときには目次をみると良いですよ。本にも目次がありますよね。教科書にも同じように目次があります。それをみると、ずらっと項目が並んでいるのが分かると思います。大項目があって、その中にいくつかの小項目があり、という塊がいくつかあって、全体の社会科という科目を作っています。

これを頭の中に入れておくことによって、それぞれ個々の勉強している時に自分は全体の中でどのあたりをやっているのかということが分かりやすくなり、勉強が面白くなります。宝島の探検も地図があってこそ面白いのです。

本当の国際化

巷では国際化が盛んになってきたと言われていますが、本当に国際化をするためには、自分の国のことを知らなければなりません。大人になって海外の人たちと交流する時に、日本でどんな国と聞かれて、何もこたえられないのでは恥ずかしいとは思いませんか。だから子供のうちに、社会を勉強することが大切なのです。

日本の地理では日本の各都道府県で、どんな食べ物が名産なのか。そして、どんな気候なのか、人口はどうか。産業は?などなどたくさんのことを知ることができます。そしてこれは日本に生きる日本人として、ぜひ知っておきたい基礎事項。あるいは常識と言ってもいいのかもしれません。

テレビのクイズ番組などで、芸能人が簡単な問題にもこたえられないのを見て、家族で笑いものにしたりすることがよくあると思います。そういった笑われものにならないためにも、この中学受験で勉強することが非常に重要です。

今は勉強という見方しかできていないですが、これは大人になると、逆に趣味のような楽しみのような感じになってくるのだと思います。そういう経験はありませんでしょうか。テレビでも歴史を扱ったものが人気になるなど、娯楽性を持っています。

本当の国際人になるためには、英語よりもまず、日本の文化を知ることが大切なのです。そういう意味が現在の社会の勉強にはあるということを教えてあげられると、伝えてあげられるととても良いと思います。

2006年08月20日

受験をやめたくなるとき

親が分かっていなければいけないことは、子供は、自分がコロコロ変わるということです。いったん中学受験を自分からしたいと言ったからと言って、その気持ちがずっと持続しているなどとは思ってはいけないのです。一つの気持ちを一緒を持ち続けることは大変なことです。それだけで偉人と呼ばれるくらいです。ですから、そう思って、ゆったりと構えていましょう。

途中で進路変更したとしても、あわててはいけないということです。そういうふうに言い出した原因は何なのか。それを突きとめることに、集中してください。その原因をつかめないと、また後で、いうことが変わるのです。そうなっては、こちらも怒り心頭ですから、そうならないように根本の原因をツブしておきましょう。

勉強が大変になって苦しくなって、周りの友達が遊んでいたら、自分も遊びたくなるのは当然です。新しい漫画雑誌が出たり、テレビゲームが出たりすれば、一時的にそちらに興味を持つのは当然です。そんなふうに子供の言葉の背景にあるものを探し当てましょう。案外すぐに元に戻ったりもします。もともと目移りが激しいものですから、そんなことだってあります。

長いスパンで、じっくりと待っていれば、実はそんなに大変な問題ではなかったということがあるのです。子ども本人も本当は中学受験をしたいということがあります。そちらの気持ちを思い出させるように、今現在の誘惑は断ちきってしまいましょう。

志望校の選択

中学受験で志望する学校のことを子供だけに任せていてはいけません。親がいっしょになって選んであげるべきです。そういった情報を集めは子供ではなく、親の仕事です。親子で二人三脚で中学受験を乗り切るというのはこういうことです。

私立中学だけでも何百もありますから、どこを選べば良いかなんて、ひとりでは決められません。たとえ決めたとしても、学校の一部分しか見ていないか、一時の感情に流されて決めてしまった。こんなふうになってしまいます。だから親が手伝いましょう。

ある一つの学校を見て、そこの制服はかわいいと言ったら、では別の学校でもかわいいものがないかどうか探してみるのです。野球が強い学校を見つけたら、他にもそう言ったスポーツを振興している学校がないかどうかあたってみるのです。

ただしそこで、強制してはいけません。あくまでも選択肢を与えるだけです。最終的な決断をするのは、もちろん子供です。そのための材料になりそうなものをできるだけたくさん整理した形で子どもに分かりやすいように、提供するのが親の務めです。そしていっしょになって、親子とも納得できる選択をして、共に合格へむけてがんばりましょう。

効率的な勉強法

国語では、漢字や熟語などをたくさん覚えなければなりません。かといって、闇雲に覚えていたのでは。いくら時間があっても足りません。そこで、効率よく勉強することにしましょう。そうすれば少ない時間で、大きな効果を上げることができるので、子どもにとっても負担になりません。ゆくゆくは中学受験を成功させることができます。

効率の良い方法とは、必要なものだけやるということです。全部覚えられたらそれはそれでよいことでしょう。しかし時間が足りません。だから、必要最低限をやります。時間が余ったら、残りをやりましょう。

では必要なものとそうでは無いものをどうやって見なければ良いのでしょうか。簡単です。試験問題を見れば良いのです。聞かれることは決まっています。間違えやすいもの誤解し易いものなどが、入試問題ではよく狙われます。幹事だったら、通常の読み方とはちょっと違う変わった読み方のものがよく出ます。天然や境内などですね。

テキストではそういった間違えやすいものだけを集めたページもありますので、そこから先に学習をするとよいでしょう。そして試験前にはそこだけでも見直しておくと良いでしょう。これで合格する確率は上がります。

4年生の算数

4年生の算数では、図形問題において基礎となる部分を学習します。もっとも単純な多角形である三角形と、角度について学習します。2角形というのはありませんから、それがすなわち角度になるのです。それが発展して四角形になりますね。ここでは最初なので覚えることがたくさんになりますが、それをマスターして、あとは文章題をやっていきましょう。

文章題といえば、ここで初めて難しいものが出てきます。今までは単純に計算をすればよかっただけですが、今度は、わり算の余りで複雑なものが出てきます。例えば、子供の人数が決まっていて、何台のバスで遠足にいけばいいかというような問題です。通常のわり算であれば余りが出たら余りで良いのですが、遠足の場合はそうはいきません。余った子供が置いていかれたらかわいそうです。

こういうふうに文章題というのには、一般常識のようなものも問われます。通常は置いて行こうなどとは思わないものです。これは普段の生活に於いて普通の生活をしていれば身に付く考え方です。そしてそれを活用して、今までにならって来た計算力も活用して、その総合力でもって問題を解決するのです。

算数の問題は計算だけすればよいと考えている子供が多いです。そうすると、文章題を解くことができません。基礎ができるのに応用ができないと嘆いている人がいれば、こういったことが、注意点です。かっこのテストという意味ではなく、普段の生活で、そういった問題を投げかけられたというような意識で、いつも通りに考えて、自分の頭でといってよいのです。そうしてはいけないと思っている子供が、実はいるのです。

理科は視覚で

すべての学習項目で実験をすることができればそれにこしたことはないのですが、実際には無理です。中学受験では理科だけを勉強しているのではないからです。大学生になって、専門分野に進んで、一つのことだけやっていれば良いのとは違います。家庭で、天体の観察をしたり、微生物の観察したりするといっても、限界があるでしょう。

そこで役にたつのが教科書とか資料集などのイラストです。写真があれば写真の方が良いですが、やはり受験に出やすいといえば、イラストなので、イラストがあった方が良いでしょう。模式図になっていて、不要な部分はカットされているので、とてもわかりやすいのです。学習するにも効果てきめんでしょう。

こういったものは視覚的に訴えるので、記憶の容量が沢山になります。文章で覚えるのとは違うのです。こうして目に訴えることで、一度にたくさんのことを覚えることができるのです。そして自分でも、このイラストを想像できるようになると良いですね。頭の中に思い浮かべるのです。そうすれば一度にたくさんのことを思い出して、すぐに試験中に書くことができます。

万が一言葉を忘れてしまっていたとしても、周辺のイラストの記憶が、鮮明に残っていたとすれば。そこから記憶をたどって、思い出すことができるのです。すべての実験ができないからこそ、テキストのイラストを参考にしてくださいね。

ノートと歴史

社会においてはノートの使い方は重要です。先生が黒板に書いたことをそのまま書き写すだけではなく、自分で調べたことをメモ程度に書いておくと良いでしょう。そうやって自分と先生とで作り上げていった社会のノートというものは、一生の宝物になります。それは、精神的なものという意味ではなくて、実際に中学受験に役に立つということです。

そして、歴史についてはたての歴史と横の歴史を見つけることが重要です。たての歴史と言うのは、通常の歴史です。縄文時代弥生時代平安時代鎌倉時代、というように、教科書の流れに沿って学習するものです。通常歴史といえばこれを思い浮かべる人が多いことでしょう。

そこで、横の歴史を持ち出すのです。具体的にどういうことかというと、例えば平安時代には、政治と宗教の分離が行われました。中国の唐で修行して日本ににやってきた人もいれば、政治の面では、天皇家以外の人が権力を持つようになったりもしました。文化面では、日本の文化が見直されました。源氏物語や枕草子、そして古今和歌集などの高品質な文学作品が生み出される時代でもありました。こういった同じ時代のことをいろいろな側面から見ることによって、その時代の全体像が見えてくるのです。この横の歴史とたての歴史をつなぎ合わせて、頭の中に頑丈な歴史の記憶を作ってください。

国語の文法

5年生の国語においては、文法がより一層大切になってきます。4年生までで一通りの文法事項は習っていると思いますが、これからは又難しくなります。中学校で習う英語にも五つの文型というものがありますが、日本語にも文型があります。小学校5年生で習うのは、三つです。これは主語と述語の関係によって、規定されます。

日本語だからと言って、文法をなおざりにしていてはいけません。中学校の英語で文法には大変苦労した思い出がありますが、国語日本語にだって、文法は有るのです。この基礎事項をきちんと学習していないと、これから先、6年生になっても、また苦労することになります。今のうちにやっておきましょう。

そしてたくさん覚えなければならない品詞の登場です。この言葉が副詞で、この言葉が形容詞で、というように覚えてもあまり意味がないので、実際の問題を解くことによってトレーニングしましょう。中学入試ではよく出題される分野なので、特に念入りにやっておきたいものです。

5年生の算数

5年生の算数に於いて大切なことは、少数の計算です。小数点があるということ以外は、今までやってきた。整数の四則演算の計算と全く同じなので、恐れることはありません。見慣れない小数点に惑わされずに、普段どおりの計算をすることです。

そして後半になると分数がでてきます。こちらは少数よりも厄介です。約分通分は慣れないと難しいかもしれません。最初は先生の言った通りに、何も考えずにただ真似してみることです。ここで余計な口をはさんではいけません。「こうやるんじゃないの?」「何でこうじゃないの?」というように、口をはさまないことです。言われたことをやればいいのです。

図形問題も、大切なものが出てくる時期ですね。たとえば面積などです。多角形の面積ならば、まだしも、扇形や円などが出てくるので、ここは練習問題を説いた数が重要になってくるでしょう。

ゆとり教育で円周率が3になったということが、マスコミなどでも取り上げられて大きな話題になっていますが、もともと円周率は概数なので、それをとりあげて、ことさら騒ぐ必要はありません。計算が簡単になったというだけです。最も小学生にとっては、その計算が大切なのですけれどもね。しかしそれは、円周率の場所でやる必要はありません。

理科の分野

大学受験では、理科は四つの科目に分かれます。物理と化学と生物と地学です。高校受験では、理科は二つに分かれます。第一分野と第二分野です。そして中学受験では理科は、三つに分かれています。「生物とその環境」「物質とエネルギー」「地球と宇宙」です。それぞれ生物学、物質科学、天文学に対応しています。

そして、同じたとえば「生物とその環境」という分野だったとしても、5年生と6年生とでは学ぶものが大きく異なってきます。5年生では植物や動物について勉強するのに対して、6年生では人間について勉強します。もしくは、同じ植物についてだったとしても、より複雑な仕組みについて学習を進めることになります。

5年生までは植物の花を観察してその各部分の名前を覚えたり。微生物の名前を覚えたりします。しかし、6年生になると、植物の光合成の仕組みや呼吸の仕組みなどについても学習をすることになるからです。ここでは論理的思考力を要する実験に関する学習もします。筋道を立てて考えることができるようでなければなりません。

縄文VS弥生

縄文時代と弥生時代は同じもののように思っている人が多いですが、全く違うものです。そもそも、年数が違います。縄文時代は7000年ぐらい続きましたが、弥生時代はたった600年くらいです。10倍以上も違うではありませんか。これだけでも大きな違いです。

土器やその他の道具が違うのは有名な話ですね。名前にもなっているように、縄文土器や弥生土器というものがあります。縄文土器は飾りという意味が強かったですが。弥生土器は実用重視です。だんだんと文化が洗練されてきたということでしょうか。あと米づくりが伝わったのも弥生時代です。それによって生じた貧富の差は現在まで続いています。

小泉首相の時代になってから、格差社会を広げることが半ば奨励されているような感じになって、今までは中間そうだったような人々が徐々に上下に分かれて分離してくるようになりました。その上流の方に入るためにも、中学受験では是非勝ち残っていきたいですね。

ちなみに、縄文人と弥生人は顔も違うんですよ。縄文人の方が操船の猿に近い顔をしています。現代日本においても、縄文人と弥生人のどちらの流れをくむかによって、顔の骨格がかわってきたりもしているから、面白いものですよね。

小説を読むのとは違う

国語の試験問題は、鑑賞するものではありません。大人が小説を読むときは、この主人公の気持ちはどんなだろう。とか、この後どんな風になったのだろう。とか、そういったことは自然に、考えてしまうものです。それならば、良いのです。

しかし、国語の課題文では、そんなことをしていては得点することができなくなってしまいます。ある人が、立ち止まって不思議に思ってふと考えてしまうような場所が、他の人もそうであるとは限らないからです。いや、実際は同じではない方が多いです。そして、その同じではないところが試験の問題では設問になっていたりします。

だから、自分の考えや意見を押し付けるのではなく、それをいったん置いておいて、課題文の中に入ってみるということが大切です。入って見てそこで言われていることは何なのか。そこで聞かれていることは何なのかということを考えます。その時、自分の考えは、あまり入らないようにした方が良いでしょう。逆に惑わされてしまって、数が取れなくなってしまうからです。

6年生の勉強

6年生の算数で大切なことは、比の計算です。数字そのものの大きさというよりも、二つの数字の相対的な違いを見るということが理解できるかどうかです。これは抽象的な概念なので、そう簡単には理解できないものでしょう。丹念な練習が必要になると思います。

そういった比例の関係をちゃんと分かっていないと、単純な計算問題はできたとしても、文章問題がまるっきりわからないということになってしまいます。複雑な比例の概念を理解していないと、式を立てることすらできないからです。式が立てられないと計算もできないわけですから。全く問題が、わからないということになります。

迷ったら、あるものを1と置いて考えると良いと思います。それが元になる数になるからです。その数が1だったとすると、もう一つの比べられるほうの数は幾つになるでしょうか。こんなふうに考えてみるのです。

あとは分数同士のわり算も、大切ですね。これを理解することで、比例の関係も理解が深まるかもしれません。ときどき分数でわるというときに分子と分母を逆にしてかけ算をするというのでわからなくなる子供がいます。しかし、うろたえては行けません。日常生活で考えようとするから混乱してしまうのです。こういう約束だと覚えてしまって、ただ単純に作業をこなすだけでよいのです。

5年生から巻き返せる

理科にも社会にも言える事ですが、小学校では、5年生と6年生だけがんばれば大丈夫です。なぜなら、4年生までの間に習ったことを5年生と6年生で、もう一度深くやり直すからです。だから、今まで学校の成績がよくなくて心配だと言うお子さんでも、5年生からがんばれば巻き返すことができます。

これは高校受験や、大学受験などではないことですね。それに、小学校といえども、国語とか算数とかでは、ありえないことです。なぜなら、国語も算数も以前の学年で習ったことを使うからです。それまでの学習内容が分かっていないと次の問題を解くことができないのです。

その一方で、社会と理科はそのようなことがありません。これを逆に利用すると、4年生までは国語と算数をがんばればいいということにもなりますね。中にはそういった戦略をもって学習を進めている人もいますが、私は4年生までのうちに余裕思った勉強ができるというのはとても大きなメリットだと思っています。

理科でいえば、テストのための勉強ではなく、自然を観察するという気持ちで楽しく触れ合うことができるからです。こういった体験が5年生以降になって学習に大きく役立ってくるのだと思います。

古代

国のあけぼの、なんて言われても、?って感じですが、これはなかなか面白いですよ。
最近で言えば宮崎アニメの「もののけ姫」の舞台も、日本の古代の時代設定でしたね。
そんな昔の様子、いまのように便利ではなかったときのことを想像できるでしょうか。

だからこそ、自然を利用した道具というものが大切だったんです。
落ちている石をそのまま利用した石器や、それを使ってしとめた動物の骨、そして地面から掘って出てきた土を使って作った器などなど。
自然のものを工夫して使えば、いろいろな便利なものができるんです。

もうすこしすれば、鉄や銅などの金属を扱う技術が伝えられてきます。金属は固いですから、これをもっていれば戦争をするときにとても有利になります。こうして人々を武力で従えた小さな国々がたくさん生まれてきたのですね。

歴史はすべてつながっているという認識を持つことが大切です。

どうせ頼むなら

どうしても家庭教師を頼まなければならなくなったときは、どうせ頼むならば志望校に通っていたことがある先生に頼めたら最高です。子供本人の目も輝いてきますし、情報力は頼りになります。指導レベルもぴったりと合っていますからね。

学生のアルバイトは、あまりおすすめできません。できれば、社会人のプロの先生にお願いしたいところです。なんといっても責任感が違います。学生は所詮アルバイトですから、いやになったらとか面倒になったらとか簡単な理由ですぐに放り出します。

そしてなにより、指導力に問題ありです。自分が合格したからといって、人を合格させられるとは限らないのです。東大生が教えるのが下手だというのもよく言われていることですが、頭がいい人は頭が悪い人の気持ちがわかりません。人物を見極めて判断してください。

2種類の偏差値

偏差値にも、2つの種類があるって知っていますか?1つは、80偏差値。もう1つは、50偏差値といいます。

80偏差値というのは、「これくらいの偏差値をとっていれば、大体(80%の確率で)受かるだろう」というくらいの偏差値のことです。これを越えれば安泰ですね。しかし、かなり高みにあるので心して昇らねばなりません。

50偏差値というのは、同じく50%の確率で合格すると思われるような偏差値ということです。普段はこちらを意識しておくといいのではないでしょうか。だいたい五分五分で受かるか落ちるかということですから、実際とそくしているような気もします。

日能研という塾では、80偏差値のことをR4偏差値というふうに呼んでいますが、同じものです。

親も知的に

息子や娘に中学受験という知的な活動をさせるのですから、親だってぐうたらしているわけにはいきません。お笑いテレビを見て大声を出している親の姿をみていたら、子供だってやる気がなくなってしまいます。ここはふんばりどころですね。

もともと知的な方だったらそれほど大変だということもないのでしょうが、ふだんは適当に過ごしているという私のようなタイプにとってはかなりきついです。だからといって子供だってがんばってるんだから、親ががんばらなくてどうするって言い聞かせてがんばりました。

心がけたことは、普段から難しいことばを使うようにしたことです。難しいといっても意味がわからないということではなくて、たとえば四字熟語とかことわざとか慣用句を使ってみるんです。そうすると、実際の場面でどのようにそれが使われるのかがわかって、子供にも勉強になりました。

偏差値とは?

偏差値という言葉はよく耳にするけれども、その本来の意味を知っている人は少ないのではないでしょうか。実は、統計学から導き出された数値なのです。でも、学校のランクを言ったり成績のことを言ったりするときに使われることが圧倒的ですよね。

まず、「平均値」というものがあります。これは、個々の数字を足して全体の数で割ればでてきます。

そしてもう一つ、「標準偏差」というものがあります。これは、個々の数字と平均値との差を2乗してすべて足し合わせ、全体の数で割り、さらにその平方根をとるというものです。

こんな数学的な説明では、具体的にどんなことを表しているのかわかりにくいですが、言葉でいうと、平均からどれくらい離れているかということを意味する数値ってことです。

そしていよいよ「偏差値」ですが、これは、個々の数字から平均点を引いたものを10倍して、それをさきほどの標準偏差で割ったものに、最後に50を足したものです。

全体の中で自分がどのあたりにいるのかを、感覚的にわかりやすい数字に直したものです。

四谷大塚

四谷大塚系の塾は、全国で数百もある大規模なグループです。四谷大塚準拠塾と書かれた塾をたまにみかけることがあるのではないでしょうか。同じテキストをつかっていたり、同じテストを受けたりしている、準拠している塾がたくさんあるのです。

そのテキストというのが、予習シリーズ。これを使って子供が自分で勉強をすすめられるようになることが当面の目標です。そして、その目的に合わせた使いやすい形になっているということで定評があり、いろいろな塾で用いられているのでしょう。市販もされているので、個人でも使えます。

小学校の先生は全部の教科を教えてくれますが、塾の先生は、各教科ごとに異なることが多いです。それだけきめ細かいフォローができるということですね。逆に、子供一人一人を総合的に見てあげることができないというデメリットもあります。

サピックス

サピックスは名前は有名ですが、実は規模はそれほど大きくありません。それなのに、合格実績では名門中学校にたくさんの生徒を送り込んでいるという小粒でもぴりりとからい塾です。

また、中学受験を考え始めるのは小学校高学年からというケースが多いですが、なかには、低学年のうちから塾通いを始めてしっかりと受験に備えておきたいというお母さんお父さんもいらっしゃいます。そんなときは、小学校1年生でも受け入れているサピックスはいいですね。

それに、ほかの大きな塾と違うところは、お弁当がいらないということです。夜遅くまで塾で勉強をがんばっている子供にお弁当をつくってあげるくらいしておきたいですが、そうはいってもこう何日も続くようではこっちだって大変です。それがないだけでも、肉体的にかなり楽になります。でも、6年生になったらやっぱりお弁当は必要になりますけどね。

宿題はものすごい量です。書類を整理する手伝いを親がしなければならないくらいに大量です。でも、これだけの学習量をこなすことができれば合格は固いでしょう。あまりに大変なので、それをこなすために別の塾に通う人もいるくらいです。笑い話ではすみませんね。

日能研

電車の中などに、つり広告でありますよね。小学生向けの問題なのに、ついムキになって考えちゃうあれです。それで有名になったのでしょうか、ここは大手です。そしてもっとすごいのは、成績順で座席が決められるというところです。テストをやるたびに、席順が変わるんですよ。落ち着いて勉強できないのかと思いきや、それがはげみになって闘志を燃え上がらせるみたいです。

先生も、熱心な方がおおいですね。各教科の先生以外にも、スタッフのかたが相談にのってくれたりします。普段はこの方と接することが多いと思います。クラスが違うとこの担当のかたも違うことがあります。そのほか、大学生の人が話をしてくれたり、ということもあります。

塾においては先生との相性というものも大事なのですが、日能研のようにたくさん教室を持っている塾になると、仮に一つの塾で先生が気に入らなかったとしたら、すぐに教室を移動することができるのでそういった意味では安心かもしれません。全く別の塾に入るよりは、しきいが低いでしょうから。

親子でがんばる中学受験

中学受験がその他の試験と大きく異なるところは、家族一丸となって立ち向かわなければならないということです。小学受験はどちらかというと親の役割のほうが大きくなってしまいますし、高校受験では子供の役割のほうが大きいです。中学受験は、子供と親が同じくらいがんばらなければなりません。

たとえば、塾へ夜遅くまで通うことになったとすると、お弁当をつくってあげなければなりません。1週間に3日もお弁当を作るのは大変ですよね。そのほかに、別の家族のためには、別にごはんを用意しなければなりませんから、お母さんの仕事は増える一方です。

精神的なサポートももちろんしてあげなければなりません。最初は自分から中学受験がしたいと言い出した子供でも、だんだんやる気がなくなってくることがあります。しまいには、もう受験はやめた!なんてことになります。せっかくここまでがんばってきたのに!という気持ちになりますね。今まで大変だったぶん。

あとは、経済的な面でしょうか。塾にかかる費用は高いです。どんな塾にするかによっても違いますが、100万円、200万円は余分に出さなければなりません。公立の中学校へ行っていればかからなかった費用だと思うと、ちょっと悲しくなります。でも、将来のためだと思えば、がまんできますよね!

塾はいります

中学受験にとって、塾ほど大切なものはありません。中学受験は、高校受験や大学受験、その他の資格試験などとは違って、自分ひとりで勉強するのは困難を極めます。なにより受験生は小学生です。教科書から逸脱した問題もあたりまえのように出題されます。これを家庭だけで対策するのはほぼ不可能に近いでしょう。

塾へ行くメリットの一つは、情報です。大手の塾なら、その規模を利用して、生のデータを集め、それを解析して現在の受験生たちに有用な形で提供してくれます。これは、小さな塾ではできないことですし、個人では到底できないことです。これだけでも、塾へ行く価値がありますね。

もう一つのメリットは、もちろん勉強を教えてもらえること。お母さんお父さんがとけない問題は、たくさんありますよ。小学生だからといって甘く見てはいけません。逆に小学生向けの試験だからこそ、柔軟な思考力を要する、大人からすればきわめて難解な問題です。

同年齢の仲間の存在も見逃せません。塾に通う同級生たちとの切磋琢磨は、我々が想像しているよりもはるかに子供に良い影響を与えます。決して敵同士という見方はしていないのです。そうではなく、一緒に遊ぶ友達という意識です。だから、学校よりも塾のほうが楽しいという子供が増えているのですね。

家庭教師はいりません

中学受験をするとなると、家庭教師をつけなくてはいけない、と考える人が多いと思いますが、実際は、家庭教師の果たす役割はそれほど大きいわけではありません。むしろ、小さいです。現実問題として、家庭教師を雇わないで中学受験を乗り切ったという人はたくさんいます。

受験勉強というものはそもそも、自分ひとりでやるものです。誰からも強制されずに、指示されずに、自分からできるようになればそれだけでもう合格したようなものですが、全員が全員、そういうわけにはいかないものです。

どうしても勉強をする習慣がつかない、1人で家にいると遊んでしまうという子供には、家庭教師を臨時で使うことも考えなくてはいけません。ただし、あくまでも補助的にです。本来の子供の学習ができるようになるまでの、サポートという意味でつけてあげてみてください。

そして、勉強に対する嫌悪感がなくなって、自分でちょっとやってみてできるようになったという実感をもてるようになって、家庭教師からひとり立ちすることができるようになれば、あとは家庭学習と塾での学習を活用するだけで、中学受験を成功させることができます。家庭教師はいりませんが、塾は必須ですので、それについては別項でお話します。

中学受験はしなくてもいい

日本の義務教育は、小学校の6年間と、中学校の3年間、あわせて9年間あります。これは、すべての国民が受けられる権利なのです。だから、公立中学校へ行くのには、試験はありません。誰でも自由に入学することができるのです。逆に、そうしないといけないのです。

しかし、私立中学の場合は、話が違います。私立は、試験を受けて、それに合格した人だけが入ることができます。では、私立に落ちてしまった人はどうなるのでしょうか?そういう人は、公立の中学校へ通うことになります。どこの中学校にも行かないということは許されないのです。

ということで、試験を受けても受けなくても、どこかの中学校には行かなければ行けなくなるし、逆に、いけるということでもあります。だったらわざわざ受験なんかしなくてもいいのでは?と思いますよね。実際、そういう意見の親御さんもいらっしゃいます。

その一方で、やっぱり私立の中学校のほうがいい!というかたもいるのですね。では、どうして私立の中学のほうがいいと考える人がいるのでしょうか。それについては、これから詳しく説明します。ここでは、中学受験は必須のものではなく、選択して自らやっているのだ、という自覚を持ってもらえればと思います。

国語の基本

国語の基本は、日本語だからと言って甘く見ないで、他の科目と同じように、しっかり勉強することです。

まずは、漢字の勉強がわかりやすいでしょう。漢字は覚えなければ、読むことも書くこともできません。いくら日常会話で話せて、意味が分かっていても、読書をすることができなければだめなのです。そのために、小学校の間に習う漢字は、ほぼ完璧にできるようになっておきたいものですね。

漢字が分かるようになったり、その他ことわざや慣用句などもだんだんわかってくるようになると、文章を読むのが面白くなってきます。今までは、単純に、先生から言われたから読んでいたという場合でも、これからは、自分から、本を読むようになるかもしれません。

そしてその時、音読をしていてはいけません。音読をしていると読むスピードがとても遅くなってしまうのです。大きい声を出して読んでいるのも、小さい声を出して読んでいるのも、同じですから、両方とも止めなければなりません。黙読をすることができるようになると、読解のスピードは飛躍的に上がります。

そうやって本がたくさん読めるようになって、いろいろな文章に触れるようになると、そういった基本的な知識をもとにして、それらを分解して組み合わせて自分で頭を使って考えることができるようになります。これが本当の知恵というものです。偏差値だけでは判断することができない本当の生きる力です。それを身に付けるのは小学生時代ですよ。

算数の基本

算数の基本は、自分がどれくらいできているかを見極めることです。そしてもちろん計算力については、言うまでもありませんね。といっても、言うまでもないと言って説明しないのは、教えるのが下手な家庭教師のようなものなので、ここではきちんと説明します。

足し算引き算かけ算割り算、この四則演算は、数理科学的能力の基礎の基礎です。ただひたすらに計算をやらせるような塾や、そういった方式が、昨今になって、幅をきかせるようになってきましたが、そういったものに目くじらを立ててはいけません。効果のない詰め込み教育のように思われるかもしれませんが、これは、実は、非常に効果的な方法なのです。

計算をする時を思い出してみてください。図形の問題を解くときのように、ひらめきが必要だったり、複雑な公式様導かなければならないといった必要はありません。ただ単純に、約束にのっとって、作業をするだけなのです。だからこれは覚えて、体で覚えてやるしかありません。そのために必要なことが、反復練習なのです。

そして計算力のほかに、大切なことが、今現在、子供がどこまで、算数を分かっているかということを理解することです。案外、分かっていないのに、わかったふりをして先に進んでしまう子供が多いのです。分かっていないのに、前にもどって勉強するのが面倒くさいからわかったふりをしてしまうのです。

本人はそんなことは大したことは無いと思っていますが、それは逆に自分の首を絞めることになっていることに気がついていないのです。わからないまま進むことで、ますますわからなくなるのは自分です。せっかく一生懸命勉強しているつもりなのに、全然成績が上がらない。それは、前にやり残したことがあるからです。そのままでは、いくらもがいても、できるようにはなりません。

現実と直面して、自分がどのくらいできて、どのくらいできていないのかをしっかりと把握しなければならないのです。自分を見つめるのは大変苦痛な作業ですが、これをやらないと思うと苦痛が大きくなってしまいます。

理科の基本

理科の基本は、自分の手で触って、実体験をして、納得して理解するということです。その際に面白いという気持ちを持つことを忘れないでください。不思議な現象になれない現象を見ると、とても面白いと思うものです。それが度が過ぎると、恐怖の対象になってしまいますが、ある程度のレベルであれば、それは、知的好奇心を満たしてくれるものとなるでしょう。

不思議に思ったら、それを忘れないことが重要です。かの有名なファーブル昆虫記を記したファーブル先生も、奇妙な虫を見つけたらすぐに、追いかけていって、日が暮れるまで帰ってこなかったそうです。きっと、あたりが暗くなって、虫を観察することができなくなって、ようやく夜になったときがついたのでしょうね。それくらいに、物事に熱中するということは、大変なことなのです。

それに加えて、わからないことをすぐに調べるということ。そういった姿勢がものすごく大事です。理科の実験の基本は観察をすることです。観察をして、現状を把握し、そこから、具体的に手を加えて、あらかじめ立てていた仮説を検証するのです。子供にはそんなことは難しいですが、やってみよう、何でもやってみようという気持ちがあればいいと思います。

夏休みの理科の自由研究はとてもいい機会です。普段はできないような凝った研究をしてみましょう。そこで何かを得るというよりも、好奇心を持って実際に手を動かしてやってみたことが、面白いと思えることが重要です。文章で読むよりも、目に直接入ってくるような情報の方が、記憶に強く残ります。

そして、普段から、自然現象に目を向けるということが大切です。小さな微生物から、大きな天体まで、小学校の理科では、自然科学全分野の大本になる部分を学習するのです。ここで基本を身に付けて、人生を楽しく生きられるような大人になってもらいたいものですね。

社会の基本

社会科の勉強の基本としては、身近なものに、興味を持って、好奇心を思って、知識を身に付けるということです。

たとえば道を歩いているときにでも、消防署や警察署があったりすれば、そこで、あれはどんな役割をするものなのだろう。ということを考えるようにします。そうやって人々が、助け合って、自分も生きているということを理解させるのです。

1番勉強になるのは、スーパーマーケットに行くことです。スーパーには野菜や果物が沢山あります。ミカンだったら愛媛産とか、ブドウだったら山梨産とか、地理分野の勉強が沢山できます。帰ってから、資料集を持ってきて、スーパーで見つけたものを探してみます。それから、どうしてその県では、そんな作物がたくさんとれるのかということを考えます。その地域の気候も含めて、包括的な学習をすることができるのです。

油田や炭田を見るということはなかなかないと思いますが、工場だったら近くにあるかもしれません。そこで動いている機械をみて、自分が普段使っている。道具が、どのようにして作られているのか、オートメーションで作られているということを知るきっかけになるでしょう。

牧場などに旅行をへ行ったら、もっとおもしろいですね。たくさんの牛や馬とふれあい、そこで得た感動とともに、牛乳や食肉などの産地や産出量などの知識を固めていきましょう。お魚を売っているお店もいっぱいあります。日本でいちばん食べられている魚介類はイカだということを知っていましたか?こんなこともおもしろいですよね。

教科書では、わが国の産業だとか、わが国の社会の仕組みだとか、難しいつまらなそうな言い方がされていて、勉強という感じがして、これではあまり面白くありません。ということで、日常生活の中で、楽しく勉強ができるようにすると、とても良いと思います。

机で勉強する以外にもたくさんの勉強の機会があるのですね。こういったこまぎれの時間を有効に活用して、他の中学受験生が勉強していない時間まで勉強してしまうということになって、一歩先へ進むことができるのです。