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教科書で習ったことだけではない

日本は資源小国です。原油や石炭などの原料となる資源は極端に少なく、輸入に頼るしかありません。それなのになぜこのような経済発展を遂げて、アメリカに次ぐ豊かな国になってしまったのでしょうか。それは資源を加工して、販売しているからです。これは体が小さなお相撲さんが、体が大きなお相撲さんにも勝つことができるということに似ていますね。資源が少なくても、工夫をすることによって、世界の中で勝ち残ることができるのです。

教科書では自動車が例に挙げられていることが多いですが、自動車が作られていくところを学ぶことによって、かつてイギリスで起こった産業革命の重要性が、より一層理解できると思います。人が一人でできることには限界があります。一人で自動車を作っていては何年かかっても、数台しかできません。しかし、たくさんの人の力や機械の力を借りることによって、このような大量生産を可能にし、それをどんどん海外へ輸出し、外貨を獲得してきました。

たとえば工業製品の大量生産という項目を学習したとします。その時に、この関係は、何か別のものの関係と、類似の関係にあるということを頭の中で考えられるようになると、学力は本物です。それは道徳の時間に習ったような人は一人では生きていけないということだったり、実際の社会で、不利な条件をものともせず、人生で成功するということであったりします。

こういったその他の実際の状況と開始することができるかどうかが、一見退屈な中学受験の勉強が、本当に生きる力になるかどうかの分かれ目だと思います。