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3歩進んで2歩下がる

算数の勉強させるときに気をつけることは、3歩進んで2歩下がることです。3歩進んだ後にまた進み始めてしまってはいけません。1回やって分かったと思っても時間がたってしまったら、また忘れてしまうことがあります。でも質の悪いことに、そのやっているときにはなかなかわからないものなんです。自分が時間がたったらこれをきっと忘れているだろうなどとは思わないのが人間です。やって出来た時は、これがずっと続く。これをずっと覚えているという風な錯覚に陥っています。

大人でもそうですから、子どもだったらなおさらそんなふうに自信過剰になっていることでしょう。あるいは、自信という意識がなくて、ただ単純に、そういった事実があるというだけしか受け止めていないかもしれません。そういった事実とは、自分が1回ならってできるようになったことは、永遠にできるということです。

しかし、そうは問屋がおろしません。人間は忘れる生き物です。ずうっとやっていなければだんだんとできなくなります。だから前にやったことをもう一度やるのです。一度やって分かっているからそれをもう一度やるというのは、とてもおもしろくなくて退屈な作業です。そういうつまらない復習よりも先に進んでどんどん新しいことをやってみたいと思うものです。

そういったはやる気持ちを抑えて、うさぎと亀のカメのようにゆっくりと、一歩一歩着実に進むことが大切です。やった直後は、完全に理解して分かって覚えたという気持ちになっていても、少し経ってから、また同じような問題をやってみるように心がけて下さい。こうすることで、本当に忘れなくなります。手で覚えた感覚が、ずっと体に残るようになります。