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ゆとり教育

ゆとり教育ということが騒がれて久しいですが、本当にこのゆとり教育の意味を理解している人がどれくらいいるのでしょうか。本来は子供のためを思ってやられてきたことです。学校の勉強だけに時間をとられて、その他のもっと人間として生きる力をつけるためのことができない。そんな問題を解決するために学校のカリキュラムを減らしたのでした。

しかしふたを開けてみると、実際はそうなりませんでした。学校で過ごす時間が短くなった分、何をしたかというとただ遊ぶ時間が増えただけだったのです。ただ遊ぶといっても、自然の中で遊ぶのではありません。家の中でTVゲームをしたり漫画を読んだり。じっとしてパソコンを使ったりしています。文部科学省の人たちが想像したような活動には時間は使われませんでした。

そんなふうに遊びに時間を費やす子供がいる一方で、反対に、塾などに通ってより一層勉強重視するような子供がでてきました。2極化が進んだのです。これが進めば、格差社会はもっと広がるでしょう。格好のゆとり教育では、満足な教育が受けられないと判断した家庭は、中学受験をすることに決めたのです。そうして高い教育を受けて、高学歴を手に入れて、豊かな暮らしを実現しようと考えました。

そういった意識の高い人たちにとっては、この社会は好都合でした。そして、ゆとり教育も有利に働きました。中学受験がしやすくなったからです。逆に、教育に無関心な家庭でも、特に不都合はありませんでした。だからそのまま進んできてしまいました。その反動として、少しゆとり教育が見直されてきていますが、まだまだ昔の状況には程遠いです。今がチャンスかもしれませんね。